「ヒロシマのマチエール」

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男性1・女性1/60分


被爆三世少女の夏……

この絵はもうおとうさんの絵じゃない。

この絵はわたしの絵。この絵はおかあさん。

1945年の8月6日から半世紀以上経ったある年の夏の日。

男(中学の美術教師)は高校生の娘ゆりをモデルに亡き妻さだ子の絵を描こうとしていた。

が、男の描く絵は妻であって妻でなかった。

  娘「何、これ――。何でこんなになってんの。

    おかあさんの顔、汚くなってるよ。」――

当惑する娘ゆりの前にさらされた真実と男のマチエール(絵肌)に込められた思いとは――

  「原爆」を静かに丁寧に描いた名作。

1999年12月「別冊演劇会議100号記念戯曲集」に掲載。男1・女1。60分。